現役保育士で大人気ユーチューバーでもあるてぃ先生の本「子育てで困ったら、これやってみ!」を実際に読んでみて印象に残ったところや、感想、そして実際に実践した効果をまとめました。
Contents
てぃ先生の本「子育てに困ったら、これやってみ!」の内容
保育士・育児アドバイザーとして子育て中のママさんたちに人気の「てぃ先生」。
現役保育士ということで実際に保育をして効果のあったことをまとめたハウツー本です。
「おしたく」「お片づけ」「叱り方・褒め方」などジャンルごとに、今すぐ実践できるハウツーがまとまっているので一通り読んだ後は困った時にその部分だけパッと参考にできます。
育児の困りごと解決法辞典のような本です。
「目に見えない子どもも保育したい」と語るてぃ先生の子育てに困った時頼りになる一冊です。
1つ1つのハウツーが短文で分かりやすく、長々とした文章を読むのが苦手な人でもあっという間に読み終わってしまいます。
てぃ先生の本「子育てに困ったら、これやってみ!」で印象に残ったところ
実際に「子育てに困ったら、これやってみ!」を読んで印象に残った部分を紹介します。
遅いのではなく、ていねいなのかも。
家を出る前の着替えにやたらと時間がかかるのは子供あるあるですよね。
時間がない時は「なんでそんなに遅いの?」とイライラしてしまうけれど、
靴下のかかとを合わせたり靴のマジックテープをぴったりにつけようとしていたり丁寧なだけかもしれないという内容です。
こちらの見方を変えて早め早めで準備を始めれば子どものやる気もそのまま、
親もイライラしなくてすみそうです。
「してほしいこと」と「理由」を分けて話す
してほしいことと理由を1つの文で伝えても子どもの言葉の処理能力では追いつかないと言った内容です。
言葉が増えてくるとつい大人同士で話すようにつらつらと要求や理由を言ってしまいがちですが、子どもにとってはパンク状態で結局何をしていいのか分からない→物事が進まないという状況に陥るのだそうです。
伝えたいことを分けて話すことの重要性に気づかされました。
子どもが大人に言われる「あとひとくち」はとんでもなく重い
私もよくやってしまうのですが、子どもが苦手なものを食べることができた後「あとひとくち頑張ろう」と言ってしまいがち。
子どもからしたら苦手なものを頑張って食べた後の「あとひとくち」は大人が思っている以上に辛く感じているのかもしれませんね。
子どもの食事って時間がかかるしあちこちこぼすし、親にとっては大変な時間。
健康のことを思って言っていることだとしても、食事の時間が子どもにとって苦痛になってしまっては悲しいですよね。
まずは子どもが食事を楽しめることが大切なのです。
「誰かが喜んでくれる」のは大大大好き
自分のために何かをやるというのは子どもにとって理解が難しいけれど、「これをやってくれたらママ嬉しい!」「一緒に〇〇できたらママ楽しい!」など自分以外の誰かが喜んでくれることが大好きな子どもたち。
普段の生活の中でも言い方一つで子どもの動きが驚くほど変わるということがよく分かりました。
子どもの「ごめんなさい」は大人が満足するための言葉じゃない
この一文を読んでハッとさせられました。
いけないことをした時、つい「ごめんなさいは?」「ごめんなさいしないとダメでしょ」と言ってしまうんですよね。無意識に「ごめんなさい」の一言がないと締めくくれないと思ってしまっていたのかもしれません。
子どもも謝るのは勇気がいるものであって、言葉として出ないだけで心の中では「ごめんなさい」をしているかもしれませんよね。それは表情や行動で十分わかるもので言葉を無理強いしないことが大切だと気づかされました。
ただ家族以外の相手がいる場合など時と場合によって言葉としてしっかり言えることも大切だとは思います。
「叱られない環境」をつくる
子どもはまだ善悪が判断できない場合もあるということを忘れないようにしたいと思いました。
悪気があってやっているわけではないことも多いはず。
叱るというのは子どもにとっても親にとっても気持ちいいものではありませんよね。
まずは子どもが叱られないような環境をつくってあげること。
今までやったことに対して叱ることはしてもそれを未然に防ぐ努力ってあまりしていなかったな・・と反省しました。
子どもには「はやくしなくちゃいけない理由」がない
つい子どもに言ってしまう「はやく!」という言葉。私も毎日のように連発しています・・。
ただよく考えると「はやく家を出ないと間に合わない」とか「何時までにこれをやらないと、あれができない」と言ったものは大体親都合だったりしますよね。
子ども自身には「はやくやらないとあれができない」ということが無いので、そもそも「はやくする」こと自体分かっていない場合があるのだそう。
「はやく!」という言葉に限らず、なんでも考え方を子ども目線で少し変えれば親のイライラや子どもに与えてしまうストレスを減らせるんだなと思いました。
子どものことより、自分のことを優先していい時だってある
いつでも子どもを最優先にしていてはどんなママでも疲れてしまいますよね。
普段から仕事、家事、育児と毎日忙しく頑張っているママ、たまには子どもより自分を優先していいという言葉に救われます。
てぃ先生の本「子育てに困ったら、これやってみ!」を読んだ感想
てぃ先生の「子育てに困ったら、これやってみ!」を読んで実際に実践してみたことがあります。
まずは電車ごっこ。
はやく起きてほしい、はやくトイレに行ってほしい・・子育てってそんなことばっかりですよね。
我が家の息子もトイレに行こうと誘ってから返事はするものの、なかなか動き出してくれません。そんなとき「おトイレ行きの列車が発車しま〜す。トゥルルルル!」と言うだけ。パッと笑顔になり、なんと遊びを中断してトイレまでついて来てくれたのです!
「早くして!」だとなかなか動いてくれない子どもがこんな言葉で動いてくれるなんてびっくりしました。
叱るより楽しく物事が進みますし、何より子どもが楽しそう。
それからというものの時間がない時こそ電車ごっこしています(笑)
次に「〇〇して!」ではなく「〇〇してくれたらママ嬉しい〜!」に言い換えるようになりました。「ママが嬉しい」という言葉を聞くと張り切って頼みごとやお支度をしてくれます。
子どもにとって子ども自身が嬉しいことが最優先だと思っていましたが、
身近な人が喜んでくれることが子どもの喜びでもあるのですね。
言葉一つで子どもの動きが大きく変わる。
まさにこの本を読んで実践して強く実感しました。
てぃ先生の本「子育てに困ったら、これやってみ!」を読んだ感想まとめ
てぃ先生を知っている人も知らない人も、一度読んでみて損はありません。
「別に子育てに困っていない」という人でも、子どもの視点や考え方など新しい発見があると思います。
保育園や幼稚園では物分かりがよく素直なのに、家では全然言うことを聞いてくれない!って結構あるあるだと思いますが、
保育士さんは自然とこの本にあるようなことを実践しているのかもしれませんね!
子育てに困った時、パッと開いてすぐ実践できることがたくさん載っていますし、所々で出てくるてぃ先生の言葉に「ママも頑張りすぎなくてもいいんだ」と安心させられます。
てぃ先生の「子育てに困ったらこれやってみ!」は子育てで忙しいママでも隙間時間で読める内容です。
私は子どもが寝た後、一晩で読み終わってしまいました(笑)
そして小難しい育児書を読み漁るよりはるかに実用性があると感じました。
特別なものは必要なし、読んだその時からすぐに実践できるというのが何より嬉しいです。
育児中のママにぜひ手に取ってほしい本の1つです。
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